たんぱく尿について

泉川病院 腎臓内科医師 前川明洋

泉川病院 腎臓内科医師 前川明洋 著
南島原市広報「南島原」2017年12月号掲載分

今回はたんぱく尿についてお話しします。
正常な腎臓では、血球やたんぱくは血液中にとどまり、尿中には出ませんが、炎症を起こした腎臓では、血尿やたんぱく尿が出ることがあります。さらに炎症が進むと、腎臓が目詰まりを起こし、腎不全を起こしてしまいます。
たんぱく尿は-、±、+、2+、3+、4+で判定します。たんぱく尿が多ければ多いほど将来腎不全、透析になる可能性が高くなることがわかっています。健診でたんぱく尿±以上を指摘されたことがあれば、精密な尿検査を受けられることをお勧めします。

関連記事

  1. 哲翁病院 院長 哲翁和博

    知っていますか? インスリンの分泌低下

  2. 泉川病院 腎臓内科医師 前川明洋

    腎臓の働きについて

  3. 哲翁病院 外科医師 山本正幸

    知っておきたい乳がんのこと

  4. 泉川病院 院長 泉川卓也

    高血圧とは

  5. 哲翁病院 院長 哲翁和博

    インスリン抵抗性

  6. つねおかクリニック 院長 常岡伯紹

    生活習慣からみた大腸がんの発生と予防